@article{oai:ushimane.repo.nii.ac.jp:00001844, author = {荒木, さおり and 伊藤, 智子 and 加藤, さゆり and 林, 健司 and 濵村, 由香 and 梶谷, みゆき and ARAKI, Saori and ITO, Tomoko and KATO, Sayuri and HAYASHI, Kenji and HAMAMURA, Yuka and KAJITANI, Miyuki}, journal = {島根県立大学出雲キャンパス紀要}, month = {Dec}, note = {本研究の目的は,学生が実施している認知症高齢者への「聞き書き」の学びを明らかにすることである。A大学老年看護学実習において学生が行った認知症高齢者に対する「聞き書き」のリフレクションレポートを質的帰納的に分析した。その結果,【語り手の個人史や価値観の理解が深まる】【聞き書きは個別性のあるケアを創り出す】【語り手の豊かな感情を呼び起こす】【語ることで人生を振りかえり,過去の記憶や思い出に親しむ】【語りを引き出すための事前準備の重要性】【語りを傾聴し,ありのままを受けとめる姿勢の重要性】【記憶の想起を助ける工夫の重要性】【聞き書き中は語り手に合わせた状況判断が求められる】の8つのカテゴリが抽出された。学生は「聞き書き」を通して,認知症高齢者がもつコミュニケーション障害を考え,学生自らが相手に応じて瞬時に状況判断を行って工夫し,認知症高齢者との関係づくりに取り組めていたと考える。また学生は,「聞き書き」を通して,認知症高齢者に対する態度形成とQOLを高めるケア提供の機会を得ていたと考える。これらのことから,「聞き書き」は,学生が認知症高齢者との対話を通して,老年看護学教育において重要な認知症高齢者の理解が深まる機会になることが示唆された。教員は,今後も学生個々が「聞き書き」という相互行為を通して体験した内容,感情,思考などを言語化したものから,学生が認知症高齢者理解を深めていく過程を確認していくことが重要である。}, pages = {25--33}, title = {認知症高齢者に対する「聞き書き」による看護学生の実習での学び}, volume = {15}, year = {2019}, yomi = {アラキ, サオリ and イトウ, トモコ and カトウ, サユリ and ハヤシ, ケンジ and ハマムラ, ユカ and カジタニ, みゆき} }